母親との関係性
私が大量のダイエットサプリを飲み出したのが15才。日本の薬はどんなに飲んでも死なないって聞いて、サプリなら尚更大丈夫だろうと思って1日1瓶とか飲んでた。
そのうち、アメリカ製のいかにも効きそうなダイエットサプリにも手を出した。
結局劇的な変化もなく、私は極力食べることを控えた。
まだ12歳頃の私に、母がある本をくれた。
- 作者: 杵渕 幸子,森川那智子,スティーブンレベンクロン
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1987/06
- メディア: 文庫
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摂食障害になって、友人は亡くなるんだけど、この本を渡された時正直意味がよくわからなかった。
でも、母はあなたの貪欲なまでの美意識が、こういう結末をひきおこすかもしれない。
だから読んでおいて欲しいと。
翻訳されている本は苦手だがとりあえず読んだ。18才で家を出る時もその後もずっと持ち歩いた。
これらのエピソードからして、母は私にかなりの愛情を抱いていたと思うし、私自身が予知することすらできなかった摂食障害になりうる未来を想像していた。
摂食障害というと、すぐに母と子の関係性を問題にされるが、物事に絶対が存在しないように、例外もあると私は思っている。