事実は小説よりも奇なり

事実は小説よりも奇なり。

Uni’s blog 備忘録

脂肪

職場で痩せるらしいと聞いてタイの某痩せ薬を個人輸入で購入して昔1ヶ月ほど飲んだことがある。

何人もこの薬を飲んで体調を崩しながら痩せていったので、しばらくすると上司から痩せ薬禁止令が出た。

ただでさえハードワークで副作用も強く、服用をやめるにはいい機会だった。
それからちょっとしてTVで痩せ薬で死亡のニュースが流れた。
映っていたのは私が飲んでたものとほぼ同様で、先輩と怖かったねと話したのを覚えている。

脂肪と言う名の服を着て 完全版

脂肪と言う名の服を着て 完全版

つまり、脂肪と言う名の服を脱いだところで何も変わらなかったわけだけど。

痩せた体、浮き出る骨、血管その全てが愛おしく思えるのは何でなんだろう。

そしてまた脂肪がつくと、まるで鉛で出来た十字架を背負わされているかのような気持ちになる。

生きた心地がしない。

私はもうガリガリになることはないと思う。過食嘔吐もひどいし、代謝もさすがに30歳にもなると落ちる。12年も嘔吐を続けていれば飢餓状態で吸収スピードは上がる。

果たして太った体を受け入れられるのだろうか?若かりし頃のように何の希望もないのに。
いつか人生が楽しいと思える日が来るのだろうか?