私について。うつ病編
これは長くなりそうです。
私は大学を卒業して、大手のエステに就職しました。技術、ホームケア販売、ウン十万単位の契約。
に加えて、朝からレッスンの為7時出勤、夜は閉店後の事務作業や達成ミーティングなどなど、10時に帰れたら奇跡。〆日は大体終電orタクシー帰宅。時には次の日の始発を待つために24時間openの飲食店で仮眠をとることも。
週に2日は休みがあったけど、よく考えれば大体の企業は土日祝休みですよね。
残業したら残業代着くんですよね。
目標いかなかったからって、店の商品買ったり、契約結んだりしないですよね。
ミーティング、レッスン以外は残業代は最大45分しかつきませんでした。結果が悪かった日は45分すらつきません。
それでもエステの仕事は何だか好きだったです。
働き方が正しければ素敵な仕事だと思います。
一応仕事なので勧誘とかしますけど。
一年目は新人ということで怒られることも許されることもある。辛いけれどたまに本社研修で同期に会うと元気が出ました。
離職率が80%くらいの会社だったので、どんどん人が減って、私が出た最後の研修なんてすごい寂しい人数だった気がします。
2年目、同期の人数も10分の1ほどになり、他店舗にヘルプで行かされることも増え、並行して新人の教育。自分に課せられるノルマは増える。
段々眠れない日々が続き、というか眠らないことに体が慣れて睡眠時間は2.3時間ほどになっていました。あ、私ついにショートスリーパーになれた!って感動しました。
その次の異変は、手先の震え。手が震えて仕事になりません。エステの仕事は常に人の肌に、体に触れるからです。
あまりに手の震えがひどくなった時は、まだ独り立ちしたばかりの新人の子にコースを任せて部屋を出たこともあります。
そんなふうに誤魔化し誤魔化し仕事をしていました。
ある日、コース中に涙が突然止まらなくなって中断しトイレに駆け込みました。自分でも何が原因か分からず、涙が止まるのを待つしかありませんでした。
その症状は何度も私を襲いました。
職場の慕っていた先輩が、私の異変に気づき、ねぇ1回精神科か心療内科に行ってみた方がいいよ、と言ってきました。私は、何言ってるんですか~元気ですよ…と答えましたが
上司命令。行っておいで。と。
何でもうつ病の従姉妹がいるらしく、その子の症状に似てると。
休憩時間に何件かの心療内科に電話をして、1番対応のよかった病院に初診の予約を入れました。予約は1か月待ち、その間も仕事に行っていました。
1か月間私は遠くの店舗にヘルプに出されることになり、いつもより長く電車に揺られる日々が続きました。
10日ほどが経った時、急に電車で吐き気と頭痛に襲われ、そのまま途中下車。トイレに駆け込み、立ち上がれず所属する店舗に電話。近くの病院に行くように指示を受けます。
全く知らない土地の小さな内科で吐き気止めの点滴を打ち少し横になり、その日は帰宅しました。
翌日は自分のサロンに出勤、迷惑をおかけしました、と朝礼で謝罪したのを覚えています。
そしてやっと心療内科の予約日がやってきました。
問診や、簡単なテストのようなものを受け、ついた診断名はうつ病(重度)、自律神経失調症でした。
大体私のような症状のある人は初診ではうつ病と診断されると後に知りましたが、その日は睡眠薬、安定剤、抗うつ剤を貰いました。
まさかの結果に、病院を出た瞬間涙が溢れ、母親に電話をしたのを覚えています。
病院に行ったら、休職するように言われたの。うつ病だって。と伝えると、よかったー、胃がんとかそういう系だったらどうしようかと思ったよ。とこれまた予想だにしない返事に少し笑ってしまいました。
そこからが大変で職場に診断書を提出しに行くと、書いてくれ!って頼んで書いてもらったんじゃないのか!と言われ2時間ほど今いなくなられたら困るとひたすら説得されました。
私はもう診断名を聞いてから、何だかやる気というものがどこかに行ってしまい、すみません、休ませてくださいと何度も何度もそれだけを伝え帰宅しました。
病院は地下鉄で20分ほどのところにありましたが、私はその圧迫感に耐えられず、通院日には毎回往復3時間弱歩いて通いました。
そしてこれは今思うと不思議ですが、56キロほどあった体重に対して、病気なのにこんなに太っていてはいけないと食べることを拒否し、昼間はひたすら家の中で寝て、日が暮れた頃に外に出て川沿いを歩いていました。
結局2ヶ月間の休職期間と、その後半年の在籍期間を経て私は会社の規約により自動退職(自己都合)になりました。
それ以降うつ病→パーソナリティ障害→抑うつ神経症→うつ病→双極性障害など診断名ははっきりしませんが、その類の精神疾患を持ちながら生活しています。
難病指定を受けているてんかん、摂食障害。
そして抑うつ状態。
これが私の病気の3本柱のようです。
以上病気に関してはこのくらいです。
やっぱり長くなりました。
読んでくれた方ありがとうございます。