事実は小説よりも奇なり

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Uni’s blog 備忘録

精神疾患を持つ人のQOL

精神疾患とQOL

精神疾患とQOL

  • 作者: 中根允文,Heinz Katschnig,Norman Sartorius,Hugh Freeman
  • 出版社/メーカー: メディカルサイエンスインターナショナル
  • 発売日: 2002/06
  • メディア: 単行本
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私には現時点でわかっているもので、鬱病摂食障害境界性人格障害てんかんがある。
てんかんは確実に脳の病気だと私は思っているから、何で精神疾患になるのか不思議でならない。自分が精神障害者だということが嫌だとかそういうわけではなく、精神障害者身体障害者では扱われ方、周囲からの偏見が全く違う。

私が精神科を転々として、今はほぼてんかんの専門医にしかかかっていないけれど、処方箋を見る限り、精神疾患を持つ人のQOLは完全に無視されているように思う。
精神障害者の周囲、家族、雇用者など関係者にどれだけ迷惑をかけないか、もっと言えば関係者のQOLをいかに健常者の関係者と等価にするか、そこにスポットが当てられているような気がしてならない。

確かに、ワーカホリックで湯水のようにお金を使い過労で倒れた時には私は無一文どころかカードの支払いがわんさかあって、親に怒られつつ肩代わりしてもらった。
摂食障害に関しては過食嘔吐に移行した瞬間食費泥棒と罵られた。
てんかんは、出来ることなら倒れて欲しくはないだろう。

社会復帰という言葉を耳にタコができるほど聞かされて、挙げ句の果てには毎日寝てるのか起きているのかわからないほどの薬を投薬されて、とりあえずは周囲に迷惑をかけないレベルで生きている。

その間にも、社会復帰はどんどん遠のいて、生活の質なんて、議論するまでもないほどだだ下がっている。

私のQOLは一体どこへ行ったのだろうか。
今はゆっくり休む時。
焦らないで。
社会復帰できる日が来るよ。
もう5年も聞いてる。この言葉。

聞き過ぎて、社会復帰は難しいかもしれないけど、死なない程度にお家でごゆっくりどうぞ。くらいに、意訳されてる。