事実は小説よりも奇なり

事実は小説よりも奇なり。

Uni’s blog 備忘録

ブラック企業の定義

昨日私が、今の会社で働き出して、新卒で勤めたところがいかにブラック企業だったかに気づいたって話してて。

知らなければわからない世界ってやっぱりある。
話し相手は、一部上場の企業で働いた経験と、自分で事業を立ち上げた経験しか無いので、優良企業と社長しか経験がない。
週休必ず2日あるし、有給は必ず消化しなければならない。残業代は全てつく。

ただ、出張、転勤は当たり前でたくさん働らかさせられた。と。

私からすると、その会社は全くブラック企業ではなく、福利厚生はきちんとしており、残業代も働いた分頂ける。出張手当も転勤手当も出る。

どこに文句のつけようがあるのか?
と、私は思うわけで。


彼が言うには、最近は騒ぎすぎて経営者側が気を使わないといけないくらい、ブラック企業という言葉が先行して、今時の若者は頑張ることを知らない。もしくは頑張るなんて馬鹿らしいと思っている。金持ちになりたいとか、社長になりたいとか、そんな向上心がある人も少ないからどんどん外国の若者に負けていくと。
そして、すぐに、ブラック企業だ!とか、社畜だ!と言って騒ぐ。とも。



言い分はわかるけれど、私たちはバブルで沸いている頃に働いて、何か良い思いをしているわけでもなく。あと数年働けば(我慢すれば)、無事定年退職、退職金を受け取り、年金生活突入。暇つぶしと自己満足の為に、シルバー人材センターなんかで、働いてみたりして。お年寄りという免罪符を振りかざして、時々選挙に行ったりなんてして。
という、ハッピー老後が待っているのだ。

それに、比べて無駄に寿命が延びて、定年退職の年齢も上がって、私たちはあと何十年間も働き続けなければならない。そして、受け取れるかもわからない年金を払い続ける。
数年ではなく、数十年。
お祭り、夢のような、バブルの好景気を経験するわけでもない。
一瞬で消え去るであろう東京五輪特需に少々の期待ができるかな?くらいだ。

時間外労働、付き合いの飲み会、そんなことしたくない。当たり前の思考回路だ。

そして、最近辞めていった新人の口癖は、
「あなたがた(高所得者層)のような世界に住んでいる人に私の気持ちはわからないですよ。」

だそうです。

なんか、話聞いてたらイライラしてきたので、
私も頑張りたくない部類だし、全く頑張ってない側の人間なんで、その子の気持ちはとてもわかる!

本当本当あなたがたに私の気持ちはわからないですよー(^^)って笑って返した。

adiós!